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塗装作業における死亡類似災害再発防止対策チェックポイント

造船業界では、特に昨年から、爆発災害・中毒災害等による死亡事故が際だって発生している。当会は昨年11月には急遽類似災害再発防止対策としてのチェックポイントを作成し、会員造船所へその周知徹底を図ったところである。その後本年8月には、厚生労働省からの要請により、「塗装作業における有機溶剤中毒防止対策の徹底」に関する総点検を実施し、当会は、総点検結果による改善事項も含め、同省の要請に準拠した取り組みを確認しているが、今後の類似災害再発防止のためにも、昨年作成の下記の「チェックポイント」を引き続き遵守され、関連した事項についても協力企業へ周知徹底を図られるよう、改めて周知する。なお、本チェックポイントは、平成16年11月4日(木)福岡市で開催の当会「労務委員会労働安全衛生対策部会」において見直し検討作成したものである。

1.事前打ち合わせ
 1)設計段階より船殻構造を換気出来る構造かどうか、事前にチェックする。
 2)他職との混在作業を防止するため、隣接する作業部門との打ち合わせを綿密に行い、その結果により行う塗装作業の連絡を関係部署に行う。
 3)塗装作業におけるチェックポイントを塗装作業者に対してその教育を行う。
 4)静電気による爆発火災を防止するため、ブロック等構造物のアースはもちろん、エアーレスポンプのアースを確実に取る。
 5)狭隘区画内での作業は、一人作業は行わず、必ず見張員を付けて行う。
 6)照明を必要とする作業では、必ず防爆灯を使用する。
 7)タバコ・ライター等はポケットから出して、決して塗装場所へは持ち込まない。

2.換気
 1)換気装置は、必ず防爆型を使用する。
 2)有機溶剤中毒、爆発火災災害防止のため適正な換気装置の準備と作動の確認を行う。

3.ガス検知
 1)ガス検知員は、有機溶剤作業主任者の資格修了者が行う。
 2)タンク内等狭隘な場所では、換気装置があっても、有機溶剤ガス滞留の危険性があるため、定期的にガス濃度の測定を行う。
 3)有機ガスは比重が空気より重いので、内部の底の隅などガスが滞留し易い場所も留意し、ガス測定を行う。
 4)ガス測定の結果、作業許容濃度を超えた場合には、直ちに作業を中止させ、作業員を外に出させる。

4.保護具
 1)作業時の服装は、皮膚を露出しないものとし、静電気による爆発を防止するためにも、作業着や肌着は、木綿材を着用すること。
 2)衝撃による発火源を断つためにも、金属の露出した安全靴は使用しない。
 3)防毒マスクは、事前に機能をチェックした上で使用し、吸収缶の取り替えは適正かつ確実に行う。ガスが充満している箇所での取り替えは決して行わない。

5.塗料缶
 1)塗料缶開封使用後は、必ず蓋をして、火気厳禁の標示を行う。
 2)塗料の空き缶、廃缶は指定された場所に集積し、残留塗料、使用済みのウエス等は所定の蓋付の不燃性容器に保管した後適切な処理を行う。

以 上