神田造船所での進水式と工場の見学会に小学生を招待しました。
私ども(社)日本中小型造船工業会は、次代を担う小学生に物作りの素晴らしさを知ってもらうために、また、地域住民には、地場産業である造船業が地域の発展を担っている大切な産業であることを再認識してもらうために、日本財団から助成金の交付を受けて、平成17年度から進水式や工場見学会に小学生や地域住民を招待しています。
今回は、7月23日(水)、当会会員造船所である「株式会社神田造船所」の本社工場(広島県呉市)で行われた進水式に、呉教育委員会の協力を得て、市内の三津口小学校・野呂東小学校・内海小学校の児童及び先生約140名を招待しました。
当日は、真夏の太陽のもと、立っているだけで汗が噴き出すような今年一番の暑さで、子供達が熱中症にならないか心配でしたが、何事もなく無事に終わりホッとしました。
バスに乗って、造船所に向かう途中で、万国旗が飾り付けられ、進水を控えて船が目に入り、まずはその大きさにびっくりの子供たち。
造船所に到着し、冷房の効いた涼しい部屋で「神田造船所とはこんな会社」、「今日進水する船はこんな船」という説明を受けた後、工場を見学。修繕ドック、パイプ工場、艤装岸壁、建造船台の順に見て回り、約1時間、子供達の質問にも分かり易く説明していただきました。
さあ、いよいよ進水式です。
鹿児島~沖縄航路のフェリー、貨物船やタンカーとはまた異なり、海への興味をかきたてられます。船体には大きく「MARIX LINE」と書かれています・
日本国旗の掲揚、花束贈呈と進み、続いて、船に名前が付けられます。「QUEEN CORAL PLUS」と命名されました。
さて、進水準備です。造船マンが進水作業にきびきびと動き回ります。進水準備完了の報告を受け、支綱切断。
シャンパンが割れると同時に、船は海に向かって動き出し、くす玉が割れ、五色の紙テープがたなびく中、拍手と歓声に包まれて無事進水しました。
進水式は造船所によって異なりますが、いつの場合も進水の瞬間は感動的です。今回招待した子供達は、もちろん初めての経験ですが、巨大な船が2本のレールの上を滑り、水しぶきをたてて海に浮かぶ壮観に見入っていました。
「でかいなあ!」「こんな船に乗って旅してみたい!」・・・、口々に感想を述べていました。
最後に船主さんから沖縄の「星の砂」がプレゼントされ、更に船旅への興味をそそられたようでした。
神田造船所の皆様、お世話になりました。
なお、今回見学した船の船名、主要寸法は次のとおり。
船 名 : “QUEEN CORAL PLUS”
(クイーン コーラス プラス)
用 途 : 貨客船
全 長 : 143.30m
幅 : 21.60m
速 さ : 21.4ノット(約40km)
造船所と今日進水する船について説明
あれは何をしているのですか?
進水前に記念撮影①
進水前に記念撮影②
目の前を大きな船が滑っていきました

