(株)新来島波止浜どっくで進水式見学会を実施しました
私ども(社)日本中小型造船工業会は、次代を担う小学生等に物作りの素晴らしさを知ってもらうために、また、地域住民には、地場産業である造船業が地域の発展を担っている大切な産業であることを再認識してもらうために、日本財団から助成金の交付を受けて、平成17年度から造船所で行われる「進水式の一般公開」を実施しています。
今回は、10月30日(木)、今治商工会議所との共催で、当会会員造船所(株)新来島どっくの関係造船所である「株式会社新来島波止浜どっく」で行われたケミカルタンカーの進水式見学会と、波方国家石油ガス備蓄基地の見学会を兼ね、今治市の近見中学校生徒・波止浜保育所園児・一般市民等140名を招待しました。
進水式見学会に先立ち、貸し切りバスに便乗し、「波方国家石油ガス備蓄基地」を見学しました。現在全国に5箇所ある備蓄基地のうち最大級の貯蔵量を誇る同基地のLPガスは、地下約120mに備蓄され、非常時に供給する役割を担っていました。見学者一行は、バスで地下まで降り、岩盤をトンネル方式でくり抜かれた貯槽に目を見張って見学しました。
続いて、(株)新来島波止浜どっくの進水式見学に向かいました。
10時10分からの進水式までに記念撮影を終え、紅白幕に囲まれた見学会場でその時を待ちました。PCCとケミカルの建造実績世界一を誇る新来島どっくグループの一社として、今回進水を待つケミカル船は、晴天の中、目映き輝くエンジ色の船体が堂々とした優雅な趣を醸し出していました。
国旗掲揚・進水船命名と迅速に行われ、そして待望の試綱切断、「ウアー」といった大歓声と「ゴーン」といった重厚な響きがくりなす中、五色のテープも色取りをそえ、瞬時の進水でした。園児達も興奮冷めやらず、いつまでも小さな手をたたいて、新船誕生を祝っていました。進水式終了後、見学者それぞれがお礼をいいながら、帰路につきました。
今回の進水式見学会には、(株)新来島どっくに来年入社予定の新規採用内定者25名も人事担当者に引率され、勇壮かつ厳粛な進水式を真新しいスーツ姿で見学していました。来年からは真っ新な制服姿の造船マンとしてその第一歩に乗り出すことでしょう。今後の活躍を期待しながら後にしました。
(株)新来島波止浜どっくの皆様、何かとお世話になり、ありがとうございました。
なお、今回進水した船の船名、主要寸法は次のとおりです。
船 名 :“EASTERN QUEST(イースタン クエスト)”
用 途 : ケミカルタンカー
全 長 : 108.50m
幅 : 18.20m
深 さ : 9.75m
総トン数: 約8,800t
波方国家石油備蓄基地の見学会
記念撮影
拍手と歓声の中、進水
進水式を見守る未来の造船マンたち

