神田造船所で進水式及び工場見学会を実施しました
私ども(社)日本中小型造船工業会は、次代を担う小学生に物作りの素晴らしさを知ってもらうために、また、地域住民には、地場産業である造船業が地域の発展を担っている大切な産業であることを再認識してもらうために、日本財団から助成金の交付を受けて、平成17年度から進水式や工場見学に小学生や地域住民を招待しています。
今回は2月2日、当会会員造船所である「株式会社神田造船所」(広島県呉市)で行われた進水式見学会に呉市原小学校4・5・6年生を招待しました。まずは、事務所でこれから進水する船や神田造船所についての説明を受けました。そして貸していただいたおそろいのヘルメットをかぶって、進水式見学会場にむかいました。来賓の方々がそろうと、式典が始まりました。多くの人々であたらしい船の誕生を見守るなか、みごとに支網切断されました。そして、大きな音をたてながら船が無事に大海原にすべりだしていきました。その雄大な姿を子供達とともに立ち会えることができました。
次ぎに、そのまま徒歩にて工場見学に向かいました。今、目の前でみた大きな船という建造物をつくりだしている人々が、工場ではたくさん働いています。普段見る事のない部品がおいてあったり、おおきな厚い鉄を加工するとい作業等について、造船所の方々は流れにそってわかりやすく教えてくれました。ある子供が見つけた、貝殻がつかないように船につける部品は、最初は何のためのものかわかりませんでした。造船所の方に教えていただくことにより、その用途がやっとわかりました。なんであるのかわくわくしながら自分で探しだした部品は、その子にとっては記憶にのこることになったと思います。そして、造船所の方に工場をみせていただくことにより、船はたくさんの部品や製品を搭載した、ひとの手で作りあげたものであることがよくわかりました。まさに、日本の手仕事の代表のひとつであると感じました。貴重な体験をさせていただいた神田造船の皆様、お忙しいところありがとうございました。
なお、今回見学した船の船名、主要寸法は次のとおり。
船 名 :“睿 維 VIGOR SW”
用 途 : バラ積み運搬船
全 長 : 177.13m
幅 : 28.4m
トン数 : 20.238トン
進水前の記念撮影
みあげる程大きな船も無事進水
工場見学の様子

