株)神田造船所で進水式と工場の見学会を実施しました
私ども(社)日本中小型造船工業会は、次代を担う小学生に物作りの素晴らしさを知ってもらうために、また、地域住民には、地場産業である造船業が地域の発展を担っている大切な産業であることを再認識してもらうために、日本財団から助成金の交付を受けて、平成17年度から進水式や工場見学会に小学生や地域住民を招待しています。
今回は、3月9日(月)、当会会員造船所である「株式会社神田造船所」の本社工場(広島県呉市)で行われた進水式に、呉教育委員会の協力を得て、市内の倉橋島にある奧内小学校の3年生~6年生の児童及び引率の教師合わせて40名を招待しました。
小学校から神田造船所まで貸切バスで行けば約1時間半の行程ですが、朝の渋滞を避けるためにいつもより早く集合してもらい、8時に小学校を出発、予定どおり9時半に造船所に到着しました。
バスの中では、当工業会が用意したパンフレットを使って、船の作られる過程や船の種類などについて事前に勉強をしました。
造船所が近づいてくると、万国旗が飾り付けられ、進水を待つ船が目に入り、まずはその大きさにびっくりの子供たち。島の子供たちですから船は生活に密着していますが、これまで見たフェリーや貨物船とは大きさが全く違います。
バスから降りて、まず造船所を見学。ブロックが作られ、更に大きなブロックになり、これも始めて目にする巨大なクレーンに吊られて船台に運ばれ、そこで溶接して船になるまでを見て回りました
そうこうするうちに進水式の時間が迫ってきました。
今日進水する船は、神田造船所にとって第500番線という節目の船であり、普段は行われない餅まきが行われました。
日本国旗の掲揚、花束贈呈と進み、続いて、船に名前が付けられます。
「CLIPPER KAMOSHIO」と命名されました。
いよいよ、進水です。支綱切断とともにシャンパンが割れ、船は海に向かって動き出し、くす玉が割れ、五色の紙テープが翻る中、拍手と歓声に包まれて無事進水しました。
今回招待した子供達は、もちろん初めての経験ですが、巨大な船が2本のレールの上を滑り、水しぶきをたてて海に浮かぶ壮観に見入っていました。
その感動も覚めやらぬうちに、会議室で質問タイム。
「船が出来上がるまでに何日かかりますか。」、「造船所でケガをしないようどのような注意をしていますか。」、「ここで働いている人は何人ですか。」、「今日進水した船は何を運ぶのですか。」・・・
答えにくい質問にも面白おかしく答えていただきました。神田造船所の皆様、お世話になりました。
なお、今回見学した船の船名、主要寸法は次のとおり。
船 名 : “CLIPPER KAMOSHIO”
(クリッパー カモシオ)
用 途 : ばら積み貨物船
全 長 : 177.13m
幅 : 28.40m
何を見てもその大きさにビックリ(工場見学)
6年生(卒業の思い出に記念撮影)
子供たちの歓声の中で進水
番外編(俳優の長谷川初範さんとと元中日の
田尾選手が取材に訪れた)
