(株)神田造船所での進水式見学に小学生を招待しました。
私ども(社)日本中小型造船工業会は、次代を担う小学生に物作りの素晴らしさを知ってもらうために、また、地域住民には、地場産業である造船業が地域の発展を担っている大切な産業であることを再認識してもらうために、日本財団から助成金の交付を受けて、平成17年度から「進水式の一般公開」を実施しています。
今回は、平成21年10月10日(土)、当会の会員造船所である「株式会社神田造船所」で行われた貨物船の進水式に、地元の呉市立内海(うちのうみ)小学校3年生以下の児童等16名を招待しました。
内海小学校から神田造船所まで貸し切りバスで約20分、車中で今回進水する船の概要(長さ・幅・深さ・航海速力等)を説明しました。参加者は、造船所や進水式を見学するのは初めてです。低学年であったため、難しい説明は避け、単純に大きさだけは学校の校舎位と少しオーバーに説明しました。
晴天に恵まれた中、神田造船所の担当者から、改めて進水船の概要説明を受け、いよいよ進水式が始まります。
進水船への命名、支綱切断、くす玉がはじけ、五色のテープと色とりどりの風船が舞う中、歓声もかき消すほどの重厚な響きを立てながら、優雅な船体はあっという間に海上へと旅立ちました。皆進水での驚きの余韻の中、担当者からは進水船を滑らす「砲丸投げか野球のボール」に似た鉄の玉(ボールベアリング)を一個持ってこられ、これが船の下に一杯敷かれているので、船がスムースに滑って行くとの説明に、皆眼を丸くしながら、手にとってボール一個の感触を確かめていました。
短時間での進水式の見学でしたが、造船業とは何かを子供達なりに、少しは理解できたのではないかと思われました。
見学後は、皆お礼を言って神田造船所を後にしました。
神田造船所の皆様、何かとお世話になり、ありがとうございました。
なお、今回進水した船の船名、主要寸法は次のとおりです。
船 名 : “BRODIAEA”
用 途 : 貨物船
全 長 : 177.13m
幅 : 28.4m
深 さ : 14.25m
重量ト ン : 32,000DW
にっこり記念撮影
進水前にちゃっかり風船のおねだり
堂々の進水
