当会では、次世代を担う子どもたちに、造船業を通して、ものづくりの素晴らしさを伝えるとともに、造船業が我が国にとって重要な役割を担っていることを広く知っていただくことを目的として、日本財団の助成を受け、各地域の造船所からの支援により、「進水式見学会」および「工場見学会」を実施しています。
進水式見学会
主に小中高生を対象として、感動的な瞬間が見られる「進水式見学会」を開催しております。
進水式とは
進水式は、造船所で建造した船が初めて海に浮かぶ瞬間を祝う荘厳な式典です。
船としての誕生を祝い、竣工後の航海の安全を祈願するもので、船に命が吹き込まれる“船の誕生日”ともいえる特別な日です。
式典の中でも象徴的な儀式が「支綱(しこう)切断」です。
船を支えている支綱を斧で切断すると、支綱に繋がれていた日本酒やシャンパンが船体に打ち付けられ、くす玉が華やかに割られ、船はゆっくりと海へ向かって滑り出し、進水します。
数万トンにも及ぶ巨大な船が水面へと滑り降りる光景は圧巻で、会場は感動と祝福に包まれます。
< 豆知識 >
- 日本では支綱切断には銀の斧が用いられることが一般的です。
- 銀の斧は古くから悪魔を払い、災いを遠ざける縁起物とされています。
- 斧の刃には、左側に「大神」を表す三本の溝、右側に「四天王」を表す四本の溝が彫られており、それぞれ神の御加護を願う意味が込められています。
- 進水式で使用された支綱は縁起物とされ、安産のお守りとして大切にされることもあります。
※造船所によっては「もちまき」を行う場合もあります。

工場見学会
主に小中高生を対象として、船が建造される様子を間近で見学することができる「工場見学会」を開催しております。
実際に造船所で働いている方から説明を受けながら、迫力ある建造現場を体感していただけます。
一枚の鉄の板が形を変え、小さなパーツから構造物となり、それらが組み合わさって一隻の船が完成していく過程を、見学を通して学ぶことができます。
ものづくりの魅力と、そのスケールの大きさを体感できる見学会となっております。



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